ザ・ファントム・オブ・ザ・オペラ

ザ・ファントム・オブ・ザ・オペラ

 つまり、初めから気さくに接してくれている、リアルガーが特殊なのだ

「わざわざ集まってもらったのは、そこのレイールがなぁ、お前たちに話しておきたいことがあるそうなんだわ」 なんの前触れもなく、急に始まった話しの第一声はそれ

 貴族でありながら、そこを追われ、獣人社会に転がり込んだ役立たずが話かよ? という鋭い視線が俺の方を向く

 こう言う時、大抵こういった視線から始まるんだよなぁ……

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 まぁ慣れているので、その手の挑発や威圧を含んだ視線は無視し、俺も口を開くことにした

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「ここ最近の、野菜不足……それの原因について、話しておこうと思った

 フェルドナレンの物価は、ここ数年、大きく変動しているんだ

 理由は、交易路が敷かれたから……

 今、穀物類の流通はほぼ交易路が利用されている

穀物は南での生産が主だし、運送距離が伸びれば伸びるだけ、荷を襲われる危険が増えていた

 特に北の地は元々被害も多かったから、小麦が不足したり、値が跳ね上がったりということが良くあってね……」 流民が生まれやすい環境からも分かる通り、食うに食えずで土地を捨てたり、奪う側に回る者が後をたたない地だったのだ

 しかし流通経路を絞り、そこを領地の長が警護するという体制を取ってから、その被害は激減した

 交易路の使用に費用は掛かるが、自前で警護を雇ったり、安全な道を模索したりするよりは、よほど安価に済ませることができる

「じゃあ、今、小麦は……?」「全国的に、値段は安定して来ているし、下がっている」 そのおかげで、小麦が手に入りやすくなり、露頭に迷う者も減った

主食はやはり、生命線なのだ

「特に荷の安全が確保されやすくなった北は、その恩恵を強く受けているから、今までより二割近く下がっているはずだ

 だから、村々で小麦との交換を希望されるのは、その方が安く済むからだよ

野菜等が不作すぎて、手に入らないといったことではない