がろう パチンコ

がろう パチンコ

まぁそれは良いんだけども

 …………それよりさぁ」 テイクが腕を伸ばして来て、俺の首をがしりと捕まえた

 そうして部屋の隅に連行される

な、なに?「昨日今日ここに来たばかりの僕が言うのもなんなんだけどさぁ、なんか子供らが、変」「……変?」「初日すっげぇ元気だったじゃん

長雨で鬱憤溜まってんのかもしんないけど、あの後も悪戯ざんまいで、僕散々いじめ倒されてんだけどさ」 ……そんなことになってたんですか? 誰とも距離感の近いテイクは、昔から子供に好かれやすいのだけど、今回も例に漏れず、子供らに子供認定されてしまっていたよう

 学舎を卒業してから何年も経つし、もうそこまでじゃないと思ってたのだけど……そこは今まで通りだったらしい

「昨日の夕方くらいからかな、仕掛けてこねぇの

こっちは全力警戒してんのに! 何? なんかとてつもない大きな陰謀の予兆? レイ様何か聞いてない?」「いや……何も聞いてないけど……?」「嘘っ⁉︎ 一緒になって僕を陥れようって魂胆じゃない⁉︎ 庭の隅に巨大落とし穴製作してたりしない⁉︎」「……この時期じゃ溜池になってしまうよ……」 そもそも庭の隅に落とし穴を製作したところで人は来ないだろうに……

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 相変わらず若干とんちんかんな被害妄想だよなぁと、半ば感心してしまった

警戒してるって言うより、期待してる風に聞こえなくもない……

 けれど、テイクが違和感を感じているなら、子供らの異変は確かなのだと思う

同じ目線に立てる彼だから、そこはほんと、信頼しているのだ

「そういえば……昨日、口笛を聞いた?」 一応念のために聞いてみたのだけど……

「口笛? まぁ……何度か聞こえたけど?」「夜中のやつは?」「夜中? 夜中って僕……寝てたし」 そりゃそうだよね

 現在、館の客室の一つで寝泊まりしているテイク

 一応館の料理人となってもらったため、使用人宿舎に近々引っ越すのだけど、それはこのゴタゴタが終わってからということでお願いしている

 因みにヨルグも客室